「世界に一つの参加型花火大会」

近年花火で遊べる場所が少なくなってきており、夏の風物詩であった玩具花火で遊ぶという風習が消えつつあります。花火で遊ぶ事は、コミュニケーションの機会でした。
資格・免許が必要ない安全な玩具花火だけを使い、その地域や団体にあった花火大会を企画開催する事で、地域での絆作りに貢献します。また、綺麗な花火を見てもらうのと同時に、お父さんや大人達が花火師役となり花火に着火する事にスポットを当てた花火大会です。
運動会に参加出場する大人達の一生懸命さがかっこよかったのを子供心に覚えています。大人達が火の粉を省みず、額に汗を流しながら、花火に着火する姿を見てもらう事で子ども達のハートに火を着けます。
多くの子ども達をはじめ、観覧に参加した人達が何か感じてもらえる様なそんな花火大会を目指します!

「安全で楽しい花火大会を皆で作ろう!」

「見るものの心を一つにする花火」

花火の起源は、中国で発明された「狼煙(のろし)」と言われています。
紀元前、秦の始皇帝の時代に、広大な土地で多くの人々に伝達の道具として火薬が使われ始めました。
その後、火薬の進化と共に武器に使われて使用する火器が誕生します。
やがて、火薬はイスラム諸国を経て14世紀頃ヨーロッパへ伝わりました。
娯楽を目的とした花火として鑑賞されたのは、14世紀後半のイタリア・フィレンツェがはじめと言われています。
日本に火薬が伝わったのは、16世紀半ばにヨーロッパから種子島に火縄銃型の鉄砲が伝わりました。
なお、花火として見られたのは16世紀半ば、愛知県の三河地方で神社のお祭りで揚げられたのがはじまりとされています。

その後、伊達政宗や徳川家康が花火を揚げたとされます。
徳川家康から諸大名へ花火が伝わり、多く地域で祭りの起源となっていきました。
1733(享保18)年の江戸時代には、前年の大飢饉とコレラの大流行による死者の霊をなだめる鎮魂の催事として使われた記録が残っています。
その後、隅田川の川開きの合図として、納涼期間の始まりの日という意味として江戸の街に浸透し、現在の日本の花火文化の礎を作りました。
花火とは古来より
  • 合図
  • 祝い
  • 鎮魂
として用いられ、見るものの心を一つにしてきた事が分かります。
(参考文献 無明舎出版「花火師の仕事」 池田まきこ著)

Q&A

大きな花火を揚げたいのですが?

筒を使う様な花火は花火師の資格免許が必要ですので、「世界に一つの参加型花火大会」とは趣旨が変わってしまいます。

しかし、開催可能な地域で諸条件が揃えば、花火師を手配した花火大会の開催も可能です。

私有地での開催は可能ですか?

はい、可能です。

私有地のオーナー様にご確認と近隣住民への連絡をお願いします。

開催場所は近くの公園でも可能ですか?

公園を管轄する地域の団体へ許可申請の必要があります。

火気の使用を認めているかどうかまずご確認をお願いします。

高齢者介護施設での開催は可能ですか?

はい、現地確認の上、花火師として参加可能な人数に合わせたイベント開催が可能です。高齢者の方々に安全に満足して見ていただけます。

子ども達への花火教室も開催可能ですか?

はい、可能です。火の取り扱いを学ぶ機会として子ども達への花火教室も開催可能です。

また、防災活動の一環としても開催経験がありますので、お気軽にお尋ねください。

現地で用意するものはありますか?

現地確認後、土台になるものを現地でご用意いただく形になりますが、準備が難しいものはほとんどありません。

また、花火師役メンバーは作業用メガネ、頭髪を守るもの、長袖長ズボン、運動靴だけご用意ください。現地打合せ時にご相談と説明をさせて頂きます。

大きな花火大会と違って、迫力が無いのでは?

確かに火薬量が少ない花火を使いますので、地域の祭の目玉となる様な花火大会に比べて、規模は劣ります。しかし、保安距離が短い為、近くで花火師達の表情や声が見て聞ける事が醍醐味です。

大きな花火大会ですと保安距離が約300m以上で、スイッチオンで機械制御された花火ですが、こちらの花火大会は保安距離約20mで大人達が協力して着火を行います。

危なくはないですか?

煙火協会の規定する火薬量で作られた玩具花火だけを使用するので、大きな事故につながることはありません。

また、現場では花火師に作業用メガネ、頭髪を守るもの、長袖長ズボン、運動靴の着用を依頼します。