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打ち上れ 最高の思い出 保護者、教員が花火師に

掲載日付 2024/08/30(金)
掲載媒体 神戸新聞

二見小で「夏まつり」
子どもたちに夏休み最後の思い出をつくってあげたいー。そんな思いから保護者や教員が「花火師」となり、手作りの打ち上げ花火で夜空を彩るイベント「二見の夏まつり」が24日、二見小学校(明石市二見町東二見)であった。周辺の路上には約25店の出店も並び、浴衣姿で楽しむ子どもたちも多く見られた。 (谷川直生)
保護者、教員が花火師に大小5600本、児童ら歓声
二見校区まちづくり協議会と二見町商店会でつくる実行委員会が企画した。2 017年に始まり、新型コロナ禍のオンライン開催も含めて今回で7回目。
花火はイベントのメインプログラムとして同小の校庭で行われた。今年は保護者や教員ら10人が花火師役として参加。 神戸市灘区の花火・玩具卸問屋「クリス」 の協力で、市販されている大小約5600本の玩具花火を組み合わせ、約15分間の構成に仕上げた。
ひもにつるして火花を降らせたり、回転させて火の輪を作ったりと工夫を凝らしたプログラムに子どもたちはくぎ付けに。クライマックスは3階建ての校舎よりも高く噴き出す花火の連発で、集まった子どもたちからは「ブラボー」と歓声が上がった。
小学1年の長女が同小に通っており、 自身も卒業生の渋谷竜平さん(36)は花火 師役に挑戦した一人。「まさか母校でこんな経験ができるとは思わなかった。火や煙で子どもたちの表情は見えなかったが、喜ぶ声が聞こえて大人にとってもいい思い出になった」。4年の濱田和宏さん(9)と妹で1年の莉菜さん(7)は「フイナーレの連発がかっこよかった。夏休み一番の思い出になった」と笑顔だった。

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